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スーパーで買い物する|生活フレーズ

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Izumi

フランス語圏で生活する中で、最も身近な場所のひとつがスーパーマーケット(supermarché)です。

現地の食材を買ったり、お土産を探したりするだけでなく、ローカルな雰囲気を味わうのにもぴったりなスポットです。

今回は、スーパーで買い物をする際に役立つ基本的なフランス語表現を紹介します。

会話例

あなた
あなた

Bonjour. Où se trouve le rayon des fruits et légumes ?
こんにちは。青果コーナーはどこですか?

相手
相手

C’est au fond du magasin, à gauche.
店の奥、左側にあります。

あなた
あなた

Merci. Est-ce que ces pommes sont bio ?
ありがとうございます。このリンゴはオーガニックですか?

相手
相手

Oui, elles sont bio.
はい、オーガニックです。

あなた
あなた

Combien ça coûte le kilo ?
1キロいくらですか?

相手
相手

3 euros 50 le kilo.
1キロ3ユーロ50です。

あなた
あなた

Je vais en prendre deux kilos, s’il vous plaît.
2キロください。

相手
相手

Très bien. Voilà.
かしこまりました。どうぞ。

重要フレーズの紹介

フレーズ日本語訳解説・備考
Où se trouve le rayon des fruits et légumes ?青果コーナーはどこですか?rayonは売り場、コーナーを指す。
Est-ce que ces pommes sont bio ?このリンゴはオーガニックですか?bioは「オーガニック」を意味する口語表現。
Combien ça coûte ?これはいくらですか?価格を尋ねる最も基本的な表現。
3 euros 50 le kilo(€3,50)1キロ3ユーロ50です。フランスでは価格表記に小数点をカンマではなくピリオドを使う。
Je vais en prendre deux kilos, s’il vous plaît.2キロください。en prendreは「それを取る」という意味で数量を指定する際に使う。

会話のポイント解説

Où se trouve le rayon des fruits et légumes ?

Oùは「どこ」を意味する疑問詞で、場所を尋ねるときに必ず使います。

“se trouver”は、「〜にある・位置する」という意味の再帰動詞です。

フランス語では、「どこに〜があるか」と聞くときにこの“se trouver”がよく使われます。

「どこにあるか」を尋ねたいときは、“Où se trouve ~?”が非常に便利です。

特にスーパーやデパートなど広い施設内では、使う機会が多いでしょう。

応用例
  • Où se trouve le rayon des produits laitiers ?(乳製品コーナーはどこですか?)
  • Où est la caisse ?(レジはどこですか?)
    → レジなど、特定の場所ならシンプルに“Où est ~?”でもOK。

Est-ce que ces pommes sont bio ?

何かの特性や状態を尋ねたいときは、“Est-ce que ~?”を使い、形容詞や属性(ここではbio)を後ろに続けるだけで自然な質問が作れます。

“Est-ce que ~?”は、フランス語の基本的なYes/No疑問文の作り方です。疑問形の作り方に迷ったときは、まずこの形にす

“ces pommes”は「これらのリンゴ」という意味で、ces複数形の指示形容詞です。

リンゴ(pomme)が複数個並んでいるので、複数形になっています。

また、bioはbiologique(オーガニック)の略語で、フランスの日常会話ではよく使われる単語です。

Combien ça coûte ?

この表現は、買い物で値段を尋ねるときの基本フレーズです。

Combienは「いくら・どれくらい」という意味の疑問詞です。

“ça coûte”は「それは〜かかる(コストがかかる)」を意味する動詞coûterの現在形。直訳すると「それはいくらかかりますか?」という意味になります。

スーパーや市場で商品を手に取ったときに、値段が表示されていなかったら、この“Combien ça coûte ?”を使うだけで簡単に尋ねることができます。

より丁寧な言い方
  • Quel est le prix de cet article ?(この商品の値段はいくらですか?)

3 euros 50 le kilo(€3,50)

この表現は、フランスで食品の価格を説明する典型的なスタイルです。

3 euros 50は「3ユーロ50サンチーム」という意味で、フランスでは金額の小数部分をカンマではなくピリオドで表記するのが一般的です。

“le kilo”は「1キログラムあたり」という意味。青果や肉類など、量り売りの商品では価格は「1キロ単位」で表示されるのが普通です。

関連表現
  • prix au kilo(キロあたりの値段)
  • prix au litre(リットルあたりの値段)

Je vais en prendre deux kilos, s’il vous plaît.

“Je vais”は「私は〜するつもりです」という未来の意志を表す表現です。

“en prendre”は、代名詞のenと共に「それを取る」という意味になり、既に話題に出た対象(この場合はリンゴ)を指しています。

そして、文の締めに“s’il vous plaît”をつけることで、依頼表現がより丁寧になります。

ポイント

何かを「〇個ほしい」「〇キロほしい」というときは、“Je vais en prendre + 数量”という形を覚えておくと非常に便利です。

  • Je vais en prendre un kilo.(1キロください。)
  • Je vais en prendre quelques-uns.(いくつかください。)

まとめ

  • Où + se trouver:場所を尋ねる表現。再帰動詞se trouverで「〜にある」。
  • Est-ce que ~?:Yes/Noで答えられる疑問文を作る基本表現。
  • 指示形容詞 ces + 名詞:複数の物を指し示すときに使う形(例:ces pommes)。
  • Combien ça coûte ?:値段を尋ねる表現。「それはいくらですか?」の意味。
  • 数量 + le kilo:食品の価格単位。「1キロあたり」の意味でle kiloを使う。
  • en + 動詞 prendre:すでに話題に出たものを代名詞enで受け、「〜を取る」=数量を指定して注文する表現。
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