レストランを予約する|旅行フレーズ

旅行中や特別な食事の機会に、あらかじめレストランを予約しておきたい場面はよくあります。
人気のレストランやディナータイムは混雑するため、事前の予約が必要になることが多いです。
フランス語圏では、電話や店頭での予約が一般的で、丁寧な言い回しを使うことがマナーとされています。
この記事では、レストランの予約に必要な基本表現と、やり取りの流れを紹介します。
会話例

Bonjour. Je voudrais réserver une table pour ce soir, s’il vous plaît.
こんにちは。今夜の予約をお願いしたいのですが。

Bien sûr. Pour combien de personnes ?
かしこまりました。何名様ですか?

Pour deux personnes, à 19 heures.
2名で、19時にお願いします。

Très bien. À quel nom, s’il vous plaît ?
承知しました。お名前をいただけますか?

Au nom de Tanaka.
田中の名前でお願いします。

Parfait, c’est noté. À ce soir !
完了しました。では、今晩お待ちしています!

Merci beaucoup. À ce soir.
ありがとうございます。では、今晩。
重要フレーズの紹介
フレーズ | 日本語訳 | 解説・備考 |
---|---|---|
Je voudrais réserver une table pour ce soir, s’il vous plaît. | 今夜の予約をお願いしたいのですが。 | Je voudraisは丁寧な依頼表現。réserver une table(テーブルを予約する)は定番。 |
Pour combien de personnes ? | 何名様ですか? | pour(〜のために)+人数で構成される定型表現。 |
Pour deux personnes, à 19 heures. | 2名で、19時にお願いします。 | 人数と時間を伝えるときの基本パターン。 |
À quel nom, s’il vous plaît ? | お名前をいただけますか? | 予約者の名前を尋ねる丁寧な表現。nom(名前)。 |
Au nom de Tanaka. | 田中の名前でお願いします。 | Au nom de〜で「〜の名前で」という意味になる。 |
C’est noté. | 承知しました。 | 予約が完了したことを伝える自然な言い回し。カジュアル・フォーマル両方で使える。 |
会話のポイント解説
Je voudrais réserver une table pour ce soir, s’il vous plaît.
レストランの予約をするときには、まずこのフレーズを使います。
Je voudraisは「〜したいのですが」という丁寧な依頼表現です。単なるJe veux(〜が欲しい)と違い、より柔らかく控えめなニュアンスを持ちます。
レストランなど公共の場では、直接的な言い方を避け、“Je voudrais”を使うことで好印象を与えられます。
- réserver(予約する)
- une table(テーブル)
- pour ce soir(今夜のために)
つまり、このフレーズ全体で「今夜のテーブル予約をお願いしたいのですが」という意味になります。
また、文末のs’il vous plaît(お願いします)を忘れずにつけることで、より丁寧な依頼になります。
Pour combien de personnes ?
レストランのスタッフは、人数を尋ねるためにこのフレーズを使います。
Pour(〜のために)とcombien de personnes(何人)を組み合わせた、シンプルかつ定型的な表現です。
予約を取るときに人数を伝えるのは必須事項なので、この質問はほぼ必ず聞かれると思っておきましょう。
返答するときは、以下のように同じパターンで人数だけを変えればOKです。
- Pour deux personnes.(2名です)
- Pour quatre personnes.(4名です)
Pour deux personnes, à 19 heures.
人数と予約時間をセットで伝える基本の言い方です。
àは「〜時に」を意味し、時間を表すときに使います。
フランスでは公式な時間表記は24時間制が基本なので、7時は19 heuresと表現します。
- à 18 heures(18時)
- à 20 heures trente(20時30分)
À quel nom, s’il vous plaît ?
予約を記録するために、必ず「お名前は?」と尋ねられます。
“À quel nom”で「どのお名前で」となり、非常に定番の聞き方です。直訳すると不自然ですが、自然な日本語にすると「お名前をお願いします」という感じです。
応用表現
- À quel nom dois-je enregistrer la réservation ?(どのお名前で予約をお取りすればよろしいですか?)
やや丁寧なバリエーションも存在しますが、カジュアル・ビジネス問わず、“À quel nom, s’il vous plaît ?” が一般的です。
Au nom de Tanaka.
名前を伝えるときは、“Au nom de〜”(〜の名前で)を使います。
この表現は、レストランの予約だけでなく、ホテルのチェックインや銀行の口座開設など、さまざまな場面で使われるフォーマルな言い回しです。
- Au nom de Suzuki.(スズキの名前で)
- Au nom de Morino.(モリノの名前で)
C’est noté.
予約が完了したときにスタッフがよく使う表現です。
この表現は、「承知しました」「記録しました」というニュアンスになります。スタッフがこのフレーズを言ったら、予約が無事に取れたサインです。
上記のように、よりフォーマルな言い方もあります。
まとめ
- レストラン予約では、“Je voudrais” を使った丁寧な依頼表現が基本。
- 予約人数と時間はセットで伝え、24時間制で時間を言うのが一般的。
- 予約時に名前を伝える際は、“Au nom de〜” という表現を使用。
- 予約完了の際に使われる “C’est noté” は「承知しました」という意味の自然なフレーズ。
- 丁寧な言葉遣いが求められるため、“s’il vous plaît” などの丁寧表現を忘れずに使うことが重要。