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飛行機で機内食を頼む|旅行フレーズ

Izumi

長時間のフライト中、楽しみのひとつが機内食です。

機内食を選ぶときは、限られた選択肢から食事を注文する必要があります。

この記事では、飛行機内でスムーズに機内食をオーダーするためのフランス語表現を紹介します。

簡単なやり取りでも、フランス語で注文できると旅の気分がぐっと高まります。

会話例

相手
相手

Bonjour, voulez-vous du poulet ou des pâtes ?
こんにちは。チキンにしますか?それともパスタにしますか?

あなた
あなた

Bonjour. Je prendrai le poulet, s’il vous plaît.
こんにちは。チキンをお願いします。

相手
相手

Très bien. Que voulez-vous boire avec votre repas ?
かしこまりました。お食事に何をお飲みになりますか?

あなた
あなた

De l’eau, s’il vous plaît.
水をお願いします。

相手
相手

Voici votre repas. Bon appétit !
こちらがご注文のお食事です。どうぞ召し上がれ!

あなた
あなた

Merci beaucoup.
ありがとうございます。

重要フレーズの紹介

フレーズ日本語訳解説・備考
Voulez-vous du poulet ou des pâtes ?チキンにしますか?それともパスタにしますか?vouloir(〜を欲しい)の丁寧な疑問文。オプションを提示するときに使う定型表現。
Je prendrai le poulet, s’il vous plaît.チキンをお願いします。prendre(取る、選ぶ)の未来形。控えめな依頼表現で、レストランやカフェでも使える。
Que voulez-vous boire avec votre repas ?お食事に何をお飲みになりますか?ドリンクを尋ねる定番表現。avec(〜と一緒に)を使って食事と関連づけている。
De l’eau, s’il vous plaît.水をお願いします。ドリンク注文時の基本表現。フランス語では水はde l’eauと部分冠詞をつけて表現する。
Bon appétit !どうぞ召し上がれ!食事前に使う定番の挨拶。日本語の「いただきます」に近いニュアンス。

会話のポイント解説

Voulez-vous du poulet ou des pâtes ?

この表現は、選択肢を提示しながら丁寧に相手に尋ねるときによく使われます。

動詞vouloir(〜が欲しい)を、Voulez-vousという倒置の疑問形にして、「〜なさいますか?」というニュアンスを出しています。

フランス語では、目上の人や接客の場面では、直接的な命令よりもこのような控えめな依頼形が好まれます。

ポイント
  • Voulez-vousはとてもフォーマルな表現。
  • フレンドリーな場面ではVous voulez(標準語順)やTu veux(親しい間柄向け)も使われますが、機内などの公共空間では、Voulez-vousが基本です。
  • ouは英語の”or”に相当し、選択肢を並列するときに必須。

また、du pouletとdes pâtesは、いずれも部分冠詞(du/des)を伴っていて、具体的な数量を示さない食べ物を指すときに使われます。

  • du poulet:肉類のような不可算名詞にはdu。
  • des pâtes:パスタは複数形で数えられるのでdes。
関連表現
  • Voulez-vous un dessert ?(デザートはいかがですか?)
  • Voulez-vous un café ou un thé ?(コーヒーにしますか?それとも紅茶にしますか?)

選択を促す場面では、こうしたA ou B構文は非常に頻出です。

食事に限らず、チケットの種類や座席の希望を尋ねるときなど、旅行中さまざまなシーンで応用できます。

Je prendrai le poulet, s’il vous plaît.

このフレーズは、機内食の注文やレストランでのオーダーに最適な丁寧表現です。

動詞prendre(取る、選ぶ)は、ここでは「注文する」という意味合いで使われ、未来形prendraiが使われています。

未来形を使うことで、今すぐ行うアクションを柔らかく表現し、「〜をいただきます」というニュアンスになります。

ポイント
  • 英語でいう“I’ll have ~.”に近い表現。
  • 丁寧さを保つためには、未来形の使用が自然。
  • leは定冠詞(the)で、メニューの中で提示されている特定の料理(この場合はチキン)を指しています。
  • s’il vous plaîtを添えることで、依頼を一層丁寧に。

「これにします」という意味を出したい場合、“Je vais prendre ~.”(近接未来形)でもOKですが、よりフォーマルな印象を与えたいならJe prendraiがおすすめです。

カジュアルな表現が許される場では“Je vais prendre”でも違和感はありませんが、機内のような公的空間では控えめな未来形が適しています。

Que voulez-vous boire avec votre repas ?

この表現は、食事に何を飲みたいか尋ねる際の定型的な接客フレーズです。

Que(何を)が文頭に来る疑問形で、voulez-vous(欲しいですか)と続きます。

さらに、“avec votre repas”(お食事と一緒に)を加えることで、「食事に合わせたドリンク」を自然に尋ねる言い回しになっています。

ポイント
  • Que voulez-vous boire:直接「何を飲みたいですか?」と尋ねる。
  • avec votre repas:文脈を明確にし、注文の意図を絞り込む役割。
  • boire(飲む)は原形で用いられています。動詞の位置にも注目しましょう。

また、désirer(望む)やcomme(〜として)を使った表現も非常に一般的です。

場面に応じてフレーズを使い分けられるとより自然な印象を与えられます。

関連表現
  • Que désirez-vous boire ?(お飲み物は何がよろしいでしょうか?)
    → désirer(望む)を使うとさらに丁寧な響きになります。
  • Que prendrez-vous comme boisson ?(お飲み物は何にされますか?)

De l’eau, s’il vous plaît.

eau(水)はフランス語では不可算名詞のため、部分冠詞 de l’ を使います。

これは音の繋がりをよくするためのエリジオンが起こっており、de l’eau と滑らかに発音されます。

ポイント
  • De l’eauは「一杯の水」という量を暗に含んでいる。
  • 丁寧な依頼には必ずs’il vous plaîtを添えましょう。

ヨーロッパでは、水を頼むときに炭酸水(eau gazeuse)か普通の水(eau plate)かを聞かれることが多いので、覚えておくと便利です。

関連表現
  • De l’eau plate, s’il vous plaît.(普通の水をお願いします。)
  • De l’eau gazeuse, s’il vous plaît.(炭酸水をお願いします。)

Bon appétit !

フランス語圏で食事を始める前に交わされる伝統的な挨拶です。

“Bon appétit”は直訳すると「良い食欲を!」という意味ですが、実際は日本語の「いただきます」に近いニュアンスで使われます。

ポイント
  • 誰かが食事を始める前に言う、礼儀正しい一言。
  • サービス業や接客の現場では、お客さんに対する心遣いの意味も込められています。

カジュアルな場面でも、レストランやカフェ、そして飛行機の中でも、食事の前に以下のようあ一言があるとスマートです。

おすすめの返答例
  • Merci, vous aussi !(ありがとう、あなたも!)
  • Merci beaucoup.(どうもありがとうございます。)

まとめ

この記事では、機内食をスムーズに注文するためのフレーズを紹介しました。

旅行中の小さなやり取りでもフランス語を使うことで、現地の文化にもっと近づくことができます。

  • Voulez-vous du poulet ou des pâtes ?
    丁寧に選択肢を提示する表現。部分冠詞の使い方に注意。
  • Je prendrai le poulet, s’il vous plaît.
    未来形を使った控えめなオーダー表現。レストランでも応用可能。
  • Que voulez-vous boire avec votre repas ?
    ドリンク注文を尋ねる定番表現。丁寧な疑問文でスムーズにやり取り。
  • De l’eau, s’il vous plaît.
    水を頼む基本表現。部分冠詞 de l’ の用法がポイント。
  • Bon appétit !
    食事前に交わす定番挨拶。返答例も覚えておくと便利。

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