生活

料理について話す

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Izumi

友人や家族との会話で「料理、するの?」「どんなもの作るの?」という話題はとても一般的です。

自分の趣味や生活スタイルを共有するためにも、料理に関する語彙や表現を身につけておくと便利です。

このレッスンでは、料理に関するフランス語の基本的な語彙や表現、関連する文法ポイントについて、自然な会話例とともに学んでいきます。

会話例

A
A

Tu cuisines souvent chez toi ?
(テュ キュイジーヌ スヴァン シェ トワ?)
家でよく料理するの?

B
B

Oui, j’aime bien cuisiner des plats maison.
(ウィ, ジェム ビヤン キュイジネ デ プラ メゾン)
うん、手作り料理が好きなんだ。

A
A

Qu’est-ce que tu sais préparer ?
(ケスク トゥ セ プレパレ?)
何が作れるの?

B
B

Je fais souvent des pâtes, des soupes, et parfois des desserts.
(ジュ フェ スヴァン デ パットゥ, デ スープ, エ パルフォワ デ デセール)
パスタやスープをよく作るし、ときどきデザートも作るよ。

A
A

Moi, je ne cuisine presque jamais…
(モワ, ジュ ヌ キュイジーヌ プレスク ジャメ…)
私は、ほとんど料理しないなぁ…。

B
B

C’est dommage ! Tu veux que je t’apprenne une recette facile ?
(セ ドマージュ!テュ ヴー ク ジュ タプレンヌ ユヌ ルセットゥ ファシル?)
それはもったいない!簡単なレシピ、教えてあげようか?

重要フレーズの紹介

Tu cuisines souvent chez toi ?|家でよく料理するの?

動詞 cuisiner(料理する)を現在形で使用。souvent(よく)は頻度を表す副詞で、動詞の直後に置きます。chez toi(君の家で)を加えることで、場所を明示しています。

J’aime bien cuisiner des plats maison.|手作り料理が好きなんだ。

aimer + 動詞原形 で「〜するのが好き」。bien を入れると「けっこう好き」「わりと好き」と柔らかい表現に。plats maison は「家庭の料理」「自家製の料理」の意味で、フランスの飲食文化ではよく登場する表現です。

Qu’est-ce que tu sais préparer ?|何が作れるの?

savoir + 不定詞 で「〜できる」「〜する能力がある」という意味になります。préparer は「準備する」「料理する」などの意味を持つ動詞です。

Je fais souvent des pâtes, des soupes, et parfois des desserts.|パスタやスープをよく作るし、ときどきデザートも作るよ。

faire + 料理名 は「〜を作る」の意味。動詞 faire は料理に限らず広く使える万能動詞。souvent(よく)/parfois(ときどき) は頻度を表す副詞で、日常会話で広く使えます。

Tu veux que je t’apprenne une recette facile ?|簡単なレシピ、教えてあげようか?

vouloir que + 接続法 の形。je t’apprenne は apprendre(教える)の接続法・一人称単数形。recette facile は「簡単なレシピ」という意味です。

文法のポイント解説

「料理する」の動詞|cuisiner vs faire

「料理する」と言いたいとき、まず覚えておきたいのが cuisiner という動詞です。

これは料理という行為全体を指す動詞で、日常会話ではとてもよく使われます。

  • J’aime cuisiner.(私は料理するのが好きです)
  • Tu cuisines souvent ?(よく料理するの?)

この動詞は他動詞でもあり、後ろに料理名を続けることもできます。

  • Je cuisine une ratatouille.(私はラタトゥイユを作ります)

一方で、faire(作る、する) はフランス語において非常に多用途な動詞です。

料理の文脈では「〇〇を作る」という意味で使われます。

実際には、cuisiner よりも 「faire + 料理名」 の方が会話では自然な場面も多いです。

  • Je fais des pâtes.(私はパスタを作る)

この表現は「特定の料理を作る」ことに焦点が当たっており、cuisiner より具体的な行動を表します。

使い分けのポイント
  • cuisiner:料理全般の行為を指す
  • faire + 料理名:具体的な料理を作ることを表す

aimer + 動詞の原形|好きな行動を表す基本表現

フランス語では、「〜するのが好き」と言いたいときに 「aimer + 不定詞(動詞の原形)」 を使います。

  • J’aime cuisiner.(料理するのが好き)
  • J’aime lire.(読むのが好き)

aimer bien にすると、好意の程度を少し和らげた「わりと好き」「まぁまぁ好き」といったニュアンスになります。

  • J’aime bien cuisiner.(料理するのがけっこう好き)
aimer

aimer は人に対して使うと「愛している」になることがあるため、文脈に注意しましょう。

savoir + 不定詞|「〜できる/作れる」の表現

savoir は「知っている」ではなく、「〜することができる」「〜する能力・技術がある」という意味で使われるときに、後ろに不定詞(動詞の原形)をとります。

  • Je sais cuisiner.(料理ができる)
  • Tu sais préparer des crêpes ?(クレープ作れる?)

この構文は、実際に自分がスキルを持っていることを伝えるときに便利です。

connaître
  • connaître は人や場所・物を「知っている」
  • savoir + 不定詞 は「〜する方法・技能を知っている」

頻度を表す副詞|souvent / parfois など

会話で「よく」「たまに」「ときどき」などの頻度を表現したいときは、副詞を使います。

フランス語では、動詞の直後に頻度副詞を置くのが基本です。

  • Je fais souvent des pâtes.(私はよくパスタを作る)
  • Je fais parfois des desserts.(ときどきデザートを作る)

vouloir que + 接続法|〜してほしい(申し出や提案)

フランス語で「〜してほしい」「〜してもらいたい」という意志や希望を表すとき、vouloir(〜を望む、欲する)という動詞を使います。

この vouloir のあとに que(接続詞) を伴って別の主語が続く場合、その後の動詞は接続法の形を取るのがルールです。

接続法は「話し手の感情・意志・不確実性」などを表す動詞形です。基本的には現在形に似ていますが、動詞ごとに独自の変化があります。
apprendre(第3群不規則動詞) の接続法活用:
主語接続法現在形
jeapprenne
tuapprennes
il / elleapprenne
nousapprenions
vousappreniez
ils / ellesapprennent

このように、je~ilsの活用と、nous / vous の活用で語幹が異なる(※不規則活用)ため、注意が必要です。

まとめ

  • cuisiner:料理する(一般的な行為を指す)
  • faire + 料理名:「〜を作る」を意味する便利な表現
  • savoir + 不定詞:〜できる/作れるスキルを持っている
  • aimer + 動詞原形:「〜するのが好き」という意味の表現
  • vouloir que + 接続法:〜してほしい(例:Tu veux que je t’apprenne…?)

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