人間関係

趣味について話す|フランス語会話表現

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Izumi

友人との会話や初対面の相手と打ち解けるためには、「趣味」の話題がとても役立ちます。

自分の好きなことについて話すことは、人間関係を築くうえで自然な会話の一歩になります。

今回は、フランス語で自分の趣味を紹介したり、相手に趣味を尋ねたりするフレーズを学びます。

カジュアルな会話表現を中心に、自己紹介や雑談の場面でそのまま使える実践的な表現を紹介していきます。

会話例

あなた
あなた

Salut ! Qu’est-ce que tu aimes faire pendant ton temps libre ?
やあ!暇なとき、何をするのが好き?

相手
相手

J’aime beaucoup écouter de la musique et lire des livres. Et toi ?
音楽を聴いたり、本を読んだりするのがすごく好きだよ。君は?

あなた
あなた

Moi, j’adore faire du sport, surtout le football.
スポーツをするのが大好きで、特にサッカーが好きなんだ。

相手
相手

Tu joues dans une équipe ?
チームに入ってるの?

あなた
あなた

Oui, on s’entraîne deux fois par semaine.
うん、週に2回練習してるよ。

相手
相手

C’est génial !
それはすごいね!

重要フレーズの紹介

フレーズ日本語訳解説・備考
Qu’est-ce que tu aimes faire pendant ton temps libre ?暇なとき、何をするのが好き?“Qu’est-ce que ~ ?” で「何を〜するのか」を尋ねる定型表現。カジュアルな口調。
J’aime beaucoup écouter de la musique.音楽を聴くのがとても好きです。aimer + 不定詞で「〜するのが好き」。
J’adore faire du sport.スポーツをするのが大好きです。adorerは「大好き」、強い好意を表す。
Tu joues dans une équipe ?チームに入ってるの?“jouer dans une équipe” で「チームでプレーする」。スポーツ関連の会話でよく使う。
On s’entraîne deux fois par semaine.週に2回練習している。s’entraînerは「練習する(再帰動詞)」。“deux fois par semaine” は「週2回」。

会話のポイント解説

Qu’est-ce que tu aimes faire pendant ton temps libre ?

この文は、「暇なときに何をするのが好きですか?」という意味の、趣味に関する質問表現です。

Que(何)+est-ce que(これは〜か?)+主語 + 動詞

→ 例:Qu’est-ce que tu aimes faire ?(あなたは何をするのが好き?)

“Qu’est-ce que ~ ?” の構文は会話でも文語でも広く使われ、語順が英語に近いため初心者にも使いやすい形です。

“aimes faire” は、動詞aimer(〜が好き) に不定詞faire(する) を続けることで「〜するのが好き」となります。

pendant は「〜の間に」を意味する前置詞で、“temps libre” は「自由時間・暇な時間」の意味です。

全体で「あなたの自由時間の間に=暇なときに」という自然な表現になります。

J’aime beaucoup écouter de la musique / lire des livres

J’aime + 不定詞」は動詞aimer(〜が好き)+不定詞(動詞の原形)という構造で、「〜するのが好きです」という意味になります。

beaucoup は副詞で「とても、たくさん」を意味し、好意の度合いを強めたいときに aimer のあとに加えて使います。

「音楽を聴く:écouter de la musique」「本を読む:lire des livres」は、どちらも、de la / des という部分冠詞が使われている点に注意。

これは「ある種類の音楽/複数の本」など、特定しないものに用いられる形です。

J’adore faire du sport

adorerはaimerよりも強い感情を表す動詞で、「大好きだ」というニュアンスになります。

日常会話ではaimerよりもさらに強い好意を示したいときに使います。

“faire du sport” のように、スポーツ全般をする場合には faire(する)を用い、部分冠詞 du(de + le) を加えて du sport と言います。

  • faire du sport:スポーツをする
  • faire de la natation:水泳をする
  • faire du vélo:自転車に乗る

これはフランス語に特有の構文で、「faire + 部分冠詞 + 名詞」によって「活動としての○○をする」という意味を作り出します。

注意点

“jouer au foot”(サッカーをする)など、スポーツの中でも特定の種目名では 「jouer à + 種目」を使う場合もあるため、区別して覚えておくと便利です。

Tu joues dans une équipe ?

このフレーズは、相手に「チームに所属しているかどうか」を尋ねる自然な言い方です。

“jouer dans ~”は文字通り「〜の中でプレーする」という意味です。

スポーツチームや演劇団体など「グループの中で活動する」場面で使われます。

類似表現
  • Tu fais partie d’un club ?(クラブに所属しているの?)という言い方も可。
  • Tu joues au foot ?(サッカーやってるの?)という具体的なスポーツ名で尋ねるのもよく使われます。

On s’entraîne deux fois par semaine

「On」はカジュアルな会話では「私たち(nous)」の代わりによく使われます。より親しみやすく自然な響きがあり、日常会話では非常に一般的です。

s’entraînerは、「再帰動詞s’ + entraîner」 で「自分自身を訓練する=練習する」という意味。

再帰動詞は主語によって me / te / se / nous / vous / se などに変化するため、文中の活用に注意が必要です。

“deux fois par semaine”は「週に2回」という頻度表現。「数字 fois par 時間単位」 の形は、頻度や習慣を伝えるときによく使われます。

  • trois fois par mois(月に3回)
  • une fois par jour(1日1回)
ポイント

フランス語では頻度表現を文末に置くことで自然な語順になります。

まとめ

  • Qu’est-ce que ~ ?:疑問文の定型構文。「何を〜するの?」のように使う。
  • aimer / adorer + 不定詞:〜するのが好き/大好き。
  • pendant + 時間表現:〜の間(例:pendant ton temps libre=自由時間に)
  • faire + 部分冠詞 + 活動名:運動や趣味の活動を表す(例:faire du sport)。
  • jouer dans ~:〜(チームなど)の中でプレーする。
  • s’entraîner:練習する(再帰動詞)。on を主語にすると「私たちは〜」の意味。
  • [数字] fois par [時間単位]:〜ごとの頻度を表す表現(週に〜回、月に〜回など)。
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